おっぱい星人

 『授乳回数は月齢と共に減らしていくもの』と思われている方がありますが、乳房が良い状態で活動している時は、赤ちゃんは2~3時間毎に昼も夜も飲み続けます。特に1才頃からは"おっぱい大好き"になってきます。お母さんのおっぱいを見ただけでとっても嬉しそうです。ニコニコ?ニタニタ?ニヒニヒ?!1才頃から断乳までは、授乳期間の中でも一番楽しい時期だと思います。今まで昼も夜も頑張ってきたご褒美の時です。"おっぱい星人"のような赤ちゃん。そして、1才半に近づくと昼間遊んでいたら、おっぱいを忘れていることがあるようになります。こうなると赤ちゃんは子供に変わってきたということです。このことをもっと幼い時期に当てはめて、わざわざ授乳間隔を延ばしておっぱいをやめてしまう…。残念なことです。

 先日、断乳後1ケ月ほど経ったお母さんが、「先生、うちの子は今も時々おっぱいって言うんですよ。」と言われました。「どんな風に?」と聞くと、「嬉しそうな顔をして、おっぱいって言って口をおっぱいに近づけるふりをします。飲みはしないんですけどね。」とのこと。お母さんには「卒業アルバムを見て楽しかったなあって言ってるんと同じやね。」とお話しましたが、そう言う話を聞くとほほえましく感じるとともに「良かったなあ」と思います。赤ちゃんがお母さんともおっぱいとも良い関係で、子供になれたのだなあと思い嬉しく感じます。