授乳中のお薬について

 授乳している期間でお母さんが病気になった時にお薬を飲んではいけないのでしょうか?

 時々、「お薬を飲む間の3日間は授乳を止めて下さいってお医者さんに言われました。」と、おっぱいをパンパンに張らして困って来院される方がおられます。

 しかし、授乳を続けていく上で、例えば「3日間だけ授乳を止めて」また再開するというのは大変な事です。その3日間も昼夜おっぱいは涌いてくるし再開する為には、3時間毎に昼夜搾乳し、赤ちゃんにはミルクを与えるという作業をしなければなりません。そうやって病気のしんどい体で頑張ったとしても再開する時には、赤ちゃんが嫌がったりします。何せ味も飲みごこちもかなり悪くなっていますので。赤ちゃんが10ヶ月をこえているような場合は再開しようとしても飲んでくれず、そのまま卒乳になってしまうこともあります。

 授乳を中断して、再開することが簡単に出来ると思われている医療関係者も多いようで、授乳中と聞けば「じゃあ薬を飲んでいる間は母乳を止めて下さいね。」と指導される方もおられますが、当のお母さんにとっては、大問題です。

 確かにお母さんが食べたり飲んだりした物は母乳中に出てきます。しかしお母さんの病気を治すのに必要な薬で、しかも赤ちゃんにそれほど大きな悪影響を与え無いならば、薬を使いつつ授乳を続けても構わないのです。

 くわしくは、国立成育医療研究センターが出している「ママのためのお薬情報」というのを検索していただければわかります。

 そして、病気や薬によって、おっぱいの味や質が悪くなっていたり、吸いごこちが悪くなっていたりする事が多いので、病気が治ったら桶谷式のマッサージを受けて、おっぱいの調子を整えてあげることをおすすめします。

 お大事に。

 ★ 国立成育医療研究センター「ママのためのお薬情報」

ゆきよ助産院のロゴマーク 「ハートの花びら For happy Mother and Baby」 デザイン:小山葉子(K工房)さん