黒川伊保子先生の講演会に行って来ました!

 黒川伊保子先生の著書「家族のトリセツ」

 黒川伊保子先生の講演会に行って来ました!お題は「夫婦のトリセツ」。私はいとこと一緒でしたが文字通りご夫婦で来られている方々も4~5組おられましたよ。

 黒川先生は、日本のAI(人工知能)開発に初期の段階から、取り組まれて来られた方です。そのために、人間の脳の使い方を解明していく中で分かったことを、あらゆる人間関係の改善に役立てる様にと話して下さいます。

 2~3年前に桶谷式母乳育児推進協会の総会で、先生の講演をお聞きし、今回は2度目なのですが、柔和な語り口とウィットに富んだ内容で前回大好評だったのですが、今回もでした!

 男性と女性の脳の構造は同じだけれど、とっさに使う時の使い方が違うので、お互いに「なんでそんな事を言うのかなあ?!」となってしまうとか、良かれと思って掛けた言葉が裏目に出て、喧嘩になるとか・・・それは脳の使い方が違うから。ふむふむなるほどというお話が満載でした。

 著書も多数出されており、何冊か読みましたが、いずれも読みやすくお勧めです。「夫のトリセツ」「妻のトリセツ」「コミュニケーションストレス」「しあわせ脳に育てよう」などなど。

 

黒川伊保子先生のオフィシャルサイトはこちらから

写真は先生のトリセツシリーズ最新版「家族のトリセツ」です。サインもいただいて、ご機嫌ですぅ。

黒川伊保子先生のサイン

コロナ禍と言葉の発達

マスクを付けたお母さんと赤ちゃん  数年前に夫がある手術を受けた時のことです。手術が終わった直後に、主治医の先生が手術結果を説明してくださいました。私は先生とはその時が初対面で先生のお顔を見て『キリッとしたなかなかの美男子、イ・ケ・メ・ンだわ』と思いつつお話を伺っておりました。話の最後に「以上ですが、何かお聞きになりたいことはありませんか?」と言いながら、先生は付けていたマスクを外されました。その時私は『あ、ああ、質問は無いですがマスクを外してほしくなかったですぅ~~。』と思ってしまいました。(笑)

 この様に皆さんもマスク姿の顔で見慣れてた方が、マスクを外された時に『えっ?この方はこんな顔だったの?』と思われた経験はあると思います。“目は口ほどに物を言う”とは言われますが、やはり口元の表情から得る情報はかなり多いものです。

 さて、赤ちゃんが言葉を覚える時にはどんな情報を得ているのでしょうか?もちろん、耳から得るものは多いのですが、話す人の口元の動きを見て真似たり、話す人の表情を見て、その意味を理解したりしながら覚えていきます。ですから新型コロナ対策でマスクを付けて過ごす時間が多い昨今ですが、お家にいる時や近くに他人がいない時は、どうぞマスクを外してあなたの赤ちゃんに話しかけて下さい。そして、うれしい時にはうれしい顔、嫌な時には嫌な顔をして(自分の気持ちに不自然でない程度でいいので)喋りかけて下さい。出来れば少しだけゆっくりと。

赤ちゃんのマスク使用は危険です。公益社団法人 日本小児科医会

暑い季節の水分の摂り方

 冷たく冷やした麦茶

 もうすぐ梅雨が明け本格的な夏がやって来ます。授乳中は、おっぱいも出している上に代謝も高まっているので、汗もかきやすく水分補給は大切です。お茶などをついガブガブと飲んでしまいそうですが、乳汁分泌の盛んな人は、ガブガブと飲むと、乳房緊満が強くなります。それに、一度に沢山の水分を摂る事で胃液も薄まり、食欲不振になり夏バテにつながることもあります。また反対に、日頃から水分を摂るのをついつい忘れてしまう人もいます。家事に追われ、気がついたら、ずっとお茶もお水も飲んでいない。食事の時に軽く一杯のむだけ。それでは、夏場は熱中症の危険性も出てきます。

 一番良いのは「少しずつ、こまめに飲む」ことです。そこでひと工夫。

 ついガブガブと飲んでしまいがちな人は、お湯飲みやコップを小さくすることです。お寿司屋さんのお湯飲みやジョッキに入れると、グビグビと一度に沢山飲んでしまいますので、器自体を小さくして、一杯の量を大量にしないことです。毎年、水分の摂り過ぎで夏バテするような人や、おっぱいがパンパンに張りがちな人は、お煎茶茶碗やデミタスカップを使うのも良いですね。

 そして、一杯飲んだら、その時に次の分を器に入れてテーブルに置いておくことです。家事が忙しいと、「ちょっと口が渇いたな」と思っても目の前に無いと「まっ次にしよう」とつい後回しになってしまうことも多いはず。特に飲み忘れの多い人は、テーブルの傍らを通るたびに気に掛けて、飲んだ後は次の分をそそいておくと、飲み忘れも減りますよ。

 夜中も授乳し、よく汗をかきますので、枕元に小さなコップ付きの水筒に飲み物を入れておいておきます。赤ちゃんや子どもも夜中に沢山汗をかくので、喉が渇いて目を覚ますことも夏場はよくあります。おっぱいは飲んでいるのにすぐ目を覚まして泣く時など、お茶やお水を飲ませると、スヤスヤと眠ってくれることも多いです。

 飲む物は、水、番茶、夏は麦茶が良いです。また、乳汁分泌の少ない人は、ハト麦茶、冷え性気味の人はルイボスティーがおすすめです。カフェインを多く含む物は、赤ちゃんも眠れなくなるので、おすすめしません。(ペットボトルのお茶もカフェインの多い物があります。)

 暑い夏も、もりもり食べて、元気に過ごすために飲み方の工夫をしてみましょう。

夏のヘルシースイーツ

バナナ 

 暑くなってくると、ひんやりしたものが食べたくなりますね。でも、授乳中はアイスクリームやジュースはあまりおすすめではありません。乳脂肪や糖分が多過ぎて、母乳の味が変化し、赤ちゃんが嫌がり飲み残しが多くなったり、母乳が胃にもたれて、寝すごしてしまったりすることが多々ありますから。

 でも、でも、甘くて冷たい物が食べたい!という時におすすめのスイーツがあります。完熟バナナの皮をむき、2cm幅ぐらいに切りタッパーに広げて冷凍します。プチ冷凍バナナです。これなら2~3個たべるだけで結構満足出来ますよ。バナナは生で食べるよりも冷凍するとポリフェノールの量が2倍にアップするという説もあります。バナナの他には巨峰でも出来ます。一粒一粒ばらばらにして皮ごと凍らせます。

 う~ん、ひんやりと美味でござります~~!

巨峰の写真

保育園のお迎えの時にやってほしいこと

赤ちゃんとお母さんのハグ
 新型コロナの影響で、色々困った問題が出てきていますが、子育て中のお母さんの中には、4月から保育園に預けて仕事を始める予定だったけど6月まで延期になり、赤ちゃんとお家で過ごせる期間が延びて良かったかなという方もおられると思います。(何事も前向きにとらえる方が良いと思うので)
 さて、いよいよ子供達も保育園生活がスタートするのですが、お母さん(お父さん)にやってほしいことがあります。それはお迎えに行った時にわが子を見つけたら、まず「迎えに来たよ!会いたかった!」と笑顔でハグして下さい。そして、園で授乳出来る方はまずおっぱいを飲ませて下さい。
 赤ちゃんや子供達も、園では頑張っているのです。お家とは違う環境で先生やクラスメイトとのやり取りにとまどったり緊張したりしながら、頑張っているのです。そして、小さい子達の一日は長いのです。あなたも子供の頃の一日は今の年齢の一日よりずっと長く感じていたでしょ?!赤ちゃんにしたら朝お母さん(お父さん)とお別れして、夕方お迎えに来てくれたとしても、「わぁ、お母さん(お父さん)久しぶり!」と言う気持ちかなと思います。
 だから少し大げさに見えてもかまわないので、「お迎えに来たよ!!」「会いたかったよ!」とハグして下さい。そうすると、「ずっと僕(私)のことを思っててくれたんだ。良かった。」と思って、愛情を感じてくれて落ち着いてくれますよ。きっと。

新型コロナウイルス感染予防のためのお願い

風邪症状のある方は、来院をご遠慮下さい。

ご自宅で検温し、発熱の無いことを確かめてから来院して下さい。

発熱のある方で、風邪症状は無く、明らかに熱の原因が乳腺炎であると思われる方は、まず、お電話でご相談下さい。

マスク着用でお越し下さい。

来院時の交通手段は、感染の可能性の低い方法を選んで下さい。(マイカー、自転車、徒歩等)

入室時に洗面所で、しっかり手洗い、消毒をして下さい。

予約は「密」にならないよう、間隔を開けて取っておりますので、時間をお守り下さい。

換気のため、窓を開けておりますので、多少寒い時もあると思いますが、ご了承下さい。

お互いの健康を守るため、ご協力をお願い致します。

なお、万一、私および家族等が感染した場合は、休診いたします。その時は、このホームページや留守番電話にメッセージを入れておきますので、ご確認下さい。

 

当院の予防対策について

当相談室では、室内の施設、什器、備品等の除菌に微酸性電解水『アクアサニター』を使用しております。アクアサニターは安全性が高く、万一誤って飲んでも問題はありません。

 

お兄ちゃん・お姉ちゃんとのスキンシップ

お母さんとお姉ちゃんと赤ちゃん 赤ちゃんが生まれたら、どうしても上の子達に触れる機会が減ります。でも、お兄ちゃんもお姉ちゃんもお母さんに触ってほしい。幸せホルモンのオキシトシンは、触れ合うことで分泌されます。オキシトシンが分泌されると、幸せな気分になったり、ストレスが緩和されたり、信頼感が高まったりと心の平安が保たれるのです。そして、免疫力や学習意欲や記憶力も向上すると言われています。

 子供達はお母さんに優しく触ってもらう事が一番幸せホルモンの分泌に結び付きます。幼稚園や保育園が終わって、最初に顔を合わせた時、少し大げさでも良いので、ハグして迎えてあげて下さい。頭をクリクリ触りながら話しかけるなどやってみて下さい。

 家に着いて、手を洗う時も、一緒に手を添えて洗ってあげる・・・。衛生面でも幼児さんが一人で手を洗うと、かなり洗い残しがありますので。特に男の子なんて、手に水を付けただけで、そのあと拭いたタオルに汚れをなすり付けたようになっていたりします。

 それから、オキシトシンは触られた方にも分泌しますが、触った方はそれ以上に沢山分泌するといわれるので、子供達に肩をたたいてもらうとかも良いスキンシップになると思います。

小さな子供がシールを貼るのが好きなのは・・・

シールを台紙に張る子供 先日、テレビの某番組で興味深いクイズが出ていました。「小さな子供がシールを貼るのが好きなのは達成感が得られるから」が正解でした。

 2~3才の子はシールを貼るのが好きです。それは、まだまだ手が上手く使えないけれどシールを台紙からはがして貼るというのは上手く出来るようになることの一つです。「達成感」か!!なるほど、確かにシールを貼るのは「やった!」感がありますね。大人でも楽しいので文具コーナーに行くと色々なシールが売ってあって、選ぶのも楽しいし、貼るのも楽しいです。だから近年私はカレンダーやスケジュール帳をシンプルなデザインの物にして、お気に入りのシールや季節に合ったシールを貼って楽しんでいます。

 子供達のシールを貼りたい気持ちを止めないで、しかも、お母さんの「家具や壁を美しく保ちたい」という願いも叶えるために、子供達用にシール帳やシールを貼る用のボード、例えば、使わないノートや使用済みまたは不要なカレンダーの裏とか壁に大きな紙を貼って、シール貼り所を作るとかしてあげて下さい。

 そして、「冷蔵庫やタンスに貼ると汚くなってお母さんは嫌なので、ここに貼ってね。」と教えて下さい。子供も自由に貼れる場所を作ってもらって、そこに貼る事をお母さんも喜んで見ていてくれるとちゃんと分かりますから。

母乳育児と食事

魚、わかめの味噌汁、野菜、ご飯 前回の「母乳育児がしんどい」の話の中に、母乳育児を続けるために大切なこととして、しっかり食べることと夜早く眠ることと書きました。今回は「しっかり食べること」について書きます。

 赤ちゃんが美味しそうに飲む母乳にするためには、日本人の場合は、お魚定食に代表される和食が適しています。主食はごはん(できれば1食に2膳)と魚(納豆、豆腐などの大豆製品も良い。鶏も良いと思う。豚肉の赤身も時々)と季節の野菜、そして、みそ汁や海藻などです。

 「日本人の場合は」というのは、世界各国それぞれの土地の気候や風土に合わせた食文化があり、それは長い歴史の中で培ってきたものです。だから、それぞれの国や地域で長年、何百年と食べられて来た食事がそこに住む人々の体を作ってきているし、その土地で取れる食べ物を消化出来た人々の子孫が現代の私達だからです。しかし、急激な食生活の変化も考え、多少のアレンジも必要とは思いますが、基本の考え方としては、そういう事だと思います。

 そして、しっかり食べるためのテクニックとして、「一度にまとめて沢山作る」ことをおすすめします。例えば、夫婦と赤ちゃんの三人暮らしの場合でも、ご飯は一度に5合ぐらい炊いて、食べた残りは、小分けにして冷凍にしておくとか、魚を炊く時は4切れ一度に炊いて明日も食べればいいし、菜っ葉を湯がくなら、一束全部湯がいて、明日の分は、冷蔵庫で保存して今日がごまあえなら、明日の昼はポン酢をかけて・・・とか、味付けを変えても楽しめます。煮物も一度に沢山作ったほうが美味しいし・・・。元々季節の食材で和食を作ると、そんな毎食めずらしいメニューが出来るわけがないので、頑張り過ぎないことです。

 そして、毎回和食では、物足りないご主人のためには、揚げ物や洋風の物を一品おまけしてあげるのはいかがでしょう。これは申し訳ないけど出来あいの品などで手を抜かせてもらっても良いと思います。(美味しそうなら少し味見させてもらうぐらいは良いのでは。)

 あっそれから、夕食のおかずを沢山作ったら、全部を食卓に並べずに先に明日の分を分けて取っておくこと。そうしないと、ご主人が良かれと思って頑張って全部たべてしまったりということがありますので。

母乳育児がしんどい

母乳育児がしんどいお母さん

 母乳育児をしていると「しんどいな」と感じることは多々あります。特に夜間の授乳は、眠いし、さらに冬の夜などは寒いですよね。でも、夜中も赤ちゃんが泣くし、4時間も5時間も眠っているとオッパイがパンパンになって、結局自分がしんどいし。反対に分泌の良くない人は、長時間(8時間以上)間隔を開けると、余計に分泌不足になるので、何回も吸わせなければいけません。

 そこで、大切なのはしっかり食べることと、夜早く寝ることです。母乳育児を続けるためには、夜早く寝る事が大切です。寝不足をすると、オッパイがシュンとしぼんだ触感になります。分泌量も落ちます。来院されるお母さん達に「妊娠前は何時に寝てましたか?」と聞くとたいてい「11時」「12時」と答えが返ってきます。そのままの感覚で授乳をしていると、とても夜間の3時間授乳は続けられません。体を壊しますよ。

 寝始めを、夜の9時にしてみて下さい。8時半頃から寝室に行くようにして9時のおっぱいが終わったら赤ちゃんと一緒に寝る。そうすると、夜中に12時・3時・6時と授乳しても7時間ぐらいは眠れます。生後3ヶ月頃までは、赤ちゃんの睡眠リズムがまだ夜型だったりして上手くいかないことが多いのですが、だんだんオッパイのリズムと赤ちゃんのお腹のリズムが合ってきて、3時間授乳が整ってきます。

こちらもご参照下さい 「3時間毎に授乳するのはいつまでですか。?」