
保育園のお迎えの時にやってほしいこと

風邪症状のある方は、来院をご遠慮下さい。
ご自宅で検温し、発熱の無いことを確かめてから来院して下さい。
発熱のある方で、風邪症状は無く、明らかに熱の原因が乳腺炎であると思われる方は、まず、お電話でご相談下さい。
マスク着用でお越し下さい。
来院時の交通手段は、感染の可能性の低い方法を選んで下さい。(マイカー、自転車、徒歩等)
入室時に洗面所で、しっかり手洗い、消毒をして下さい。
予約は「密」にならないよう、間隔を開けて取っておりますので、時間をお守り下さい。
換気のため、窓を開けておりますので、多少寒い時もあると思いますが、ご了承下さい。
お互いの健康を守るため、ご協力をお願い致します。
なお、万一、私および家族等が感染した場合は、休診いたします。その時は、このホームページや留守番電話にメッセージを入れておきますので、ご確認下さい。
当院の予防対策について
当相談室では、室内の施設、什器、備品等の除菌に微酸性電解水『アクアサニター』を使用しております。アクアサニターは安全性が高く、万一誤って飲んでも問題はありません。
赤ちゃんが生まれたら、どうしても上の子達に触れる機会が減ります。でも、お兄ちゃんもお姉ちゃんもお母さんに触ってほしい。幸せホルモンのオキシトシンは、触れ合うことで分泌されます。オキシトシンが分泌されると、幸せな気分になったり、ストレスが緩和されたり、信頼感が高まったりと心の平安が保たれるのです。そして、免疫力や学習意欲や記憶力も向上すると言われています。
子供達はお母さんに優しく触ってもらう事が一番幸せホルモンの分泌に結び付きます。幼稚園や保育園が終わって、最初に顔を合わせた時、少し大げさでも良いので、ハグして迎えてあげて下さい。頭をクリクリ触りながら話しかけるなどやってみて下さい。
家に着いて、手を洗う時も、一緒に手を添えて洗ってあげる・・・。衛生面でも幼児さんが一人で手を洗うと、かなり洗い残しがありますので。特に男の子なんて、手に水を付けただけで、そのあと拭いたタオルに汚れをなすり付けたようになっていたりします。
それから、オキシトシンは触られた方にも分泌しますが、触った方はそれ以上に沢山分泌するといわれるので、子供達に肩をたたいてもらうとかも良いスキンシップになると思います。
先日、テレビの某番組で興味深いクイズが出ていました。「小さな子供がシールを貼るのが好きなのは達成感が得られるから」が正解でした。
2~3才の子はシールを貼るのが好きです。それは、まだまだ手が上手く使えないけれどシールを台紙からはがして貼るというのは上手く出来るようになることの一つです。「達成感」か!!なるほど、確かにシールを貼るのは「やった!」感がありますね。大人でも楽しいので文具コーナーに行くと色々なシールが売ってあって、選ぶのも楽しいし、貼るのも楽しいです。だから近年私はカレンダーやスケジュール帳をシンプルなデザインの物にして、お気に入りのシールや季節に合ったシールを貼って楽しんでいます。
子供達のシールを貼りたい気持ちを止めないで、しかも、お母さんの「家具や壁を美しく保ちたい」という願いも叶えるために、子供達用にシール帳やシールを貼る用のボード、例えば、使わないノートや使用済みまたは不要なカレンダーの裏とか壁に大きな紙を貼って、シール貼り所を作るとかしてあげて下さい。
そして、「冷蔵庫やタンスに貼ると汚くなってお母さんは嫌なので、ここに貼ってね。」と教えて下さい。子供も自由に貼れる場所を作ってもらって、そこに貼る事をお母さんも喜んで見ていてくれるとちゃんと分かりますから。
前回の「母乳育児がしんどい」の話の中に、母乳育児を続けるために大切なこととして、しっかり食べることと夜早く眠ることと書きました。今回は「しっかり食べること」について書きます。
赤ちゃんが美味しそうに飲む母乳にするためには、日本人の場合は、お魚定食に代表される和食が適しています。主食はごはん(できれば1食に2膳)と魚(納豆、豆腐などの大豆製品も良い。鶏も良いと思う。豚肉の赤身も時々)と季節の野菜、そして、みそ汁や海藻などです。
「日本人の場合は」というのは、世界各国それぞれの土地の気候や風土に合わせた食文化があり、それは長い歴史の中で培ってきたものです。だから、それぞれの国や地域で長年、何百年と食べられて来た食事がそこに住む人々の体を作ってきているし、その土地で取れる食べ物を消化出来た人々の子孫が現代の私達だからです。しかし、急激な食生活の変化も考え、多少のアレンジも必要とは思いますが、基本の考え方としては、そういう事だと思います。
そして、しっかり食べるためのテクニックとして、「一度にまとめて沢山作る」ことをおすすめします。例えば、夫婦と赤ちゃんの三人暮らしの場合でも、ご飯は一度に5合ぐらい炊いて、食べた残りは、小分けにして冷凍にしておくとか、魚を炊く時は4切れ一度に炊いて明日も食べればいいし、菜っ葉を湯がくなら、一束全部湯がいて、明日の分は、冷蔵庫で保存して今日がごまあえなら、明日の昼はポン酢をかけて・・・とか、味付けを変えても楽しめます。煮物も一度に沢山作ったほうが美味しいし・・・。元々季節の食材で和食を作ると、そんな毎食めずらしいメニューが出来るわけがないので、頑張り過ぎないことです。
そして、毎回和食では、物足りないご主人のためには、揚げ物や洋風の物を一品おまけしてあげるのはいかがでしょう。これは申し訳ないけど出来あいの品などで手を抜かせてもらっても良いと思います。(美味しそうなら少し味見させてもらうぐらいは良いのでは。)
あっそれから、夕食のおかずを沢山作ったら、全部を食卓に並べずに先に明日の分を分けて取っておくこと。そうしないと、ご主人が良かれと思って頑張って全部たべてしまったりということがありますので。
母乳育児をしていると「しんどいな」と感じることは多々あります。特に夜間の授乳は、眠いし、さらに冬の夜などは寒いですよね。でも、夜中も赤ちゃんが泣くし、4時間も5時間も眠っているとオッパイがパンパンになって、結局自分がしんどいし。反対に分泌の良くない人は、長時間(8時間以上)間隔を開けると、余計に分泌不足になるので、何回も吸わせなければいけません。
そこで、大切なのはしっかり食べることと、夜早く寝ることです。母乳育児を続けるためには、夜早く寝る事が大切です。寝不足をすると、オッパイがシュンとしぼんだ触感になります。分泌量も落ちます。来院されるお母さん達に「妊娠前は何時に寝てましたか?」と聞くとたいてい「11時」「12時」と答えが返ってきます。そのままの感覚で授乳をしていると、とても夜間の3時間授乳は続けられません。体を壊しますよ。
寝始めを、夜の9時にしてみて下さい。8時半頃から寝室に行くようにして9時のおっぱいが終わったら赤ちゃんと一緒に寝る。そうすると、夜中に12時・3時・6時と授乳しても7時間ぐらいは眠れます。生後3ヶ月頃までは、赤ちゃんの睡眠リズムがまだ夜型だったりして上手くいかないことが多いのですが、だんだんオッパイのリズムと赤ちゃんのお腹のリズムが合ってきて、3時間授乳が整ってきます。
こちらもご参照下さい 「3時間毎に授乳するのはいつまでですか。?」
小さい子供を公園などに連れて行って遊ばせるときに「ほら、おともだちがいるからあそんでおいで。」と言うことはあります。そんな時に「おともだちって?」と違和感を覚えたことはありませんか?
確かに子供同士は大人に比べてすぐに仲良くなったり出来ることが多いのですが、だからと言って初めて会う子は初めて会うのであって、どんな子かわからないのです。
そこはちょっと大人は手助けして「この子は〇〇っていうの、○○ちゃんって呼んであげてね。」とか、相手の子の名前や歳をきいてみるとかして、少し橋渡ししてかかわりを待たせながらの方が子供達も上手く遊べるのではと思います。
赤ちゃんは周りの人を笑顔にしたり、元気にしたりする力があります。そこで、赤ちゃんにお父さんの目覚ましになってもらうというのはいかがでしょう!?
朝、お父さんの布団の中に赤ちゃんを入れて遊んでもらいます。すると、お父さんが機嫌良く目を覚ましてくれます(たぶん)。そして仕事にもルンルンで出掛けられるでしょう。
一方、赤ちゃんも短い時間でも、毎日お父さんと触れ合うことで、お父さんとの仲が親密になっていきます。でも、夜にお父さんが帰宅してから遊んでもらうと、赤ちゃんを早く寝かせようと頑張ってきたお母さんの努力が台無しになってしまう事もあります。そこで、朝お父さんに遊んでもらい、その間にお母さんが朝ごはんを作るというパターンが良いのではないでしょうか。お試し下さい。
夜中も授乳や何やで、いく度か起きていると、昼寝も必要になりますよね。でも、家事もあるし、赤ちゃんが昼寝したら用事を片付けて、その後いっしょに昼寝しようと・・・思ったら、赤ちゃんが目を覚ます・・・というのはよくある残念なパターンです。
では、どうするか?
昼寝をする時は、まず一旦家事をあきらめて下さい。そして、赤ちゃんが眠ったらいっしょにゴロンと横になって、自分もウトウトして下さい。そしたらたいてい赤ちゃんも眠ってくれます。横になる時は、赤ちゃんをポンと置かずに抱えたまま自分も横になり、もしその時赤ちゃんが泣いても動じないことが大切。「大丈夫、大丈夫眠い眠い」とポンポンしながら一緒に寝ころびます。赤ちゃんも眠り始めは睡眠が浅いので一人にされるとフッと不安になり目覚めやすいのです。
大人の頭は約5Kgもあるので、お母さんも朝から起きて頑張っていると肩や首が凝りやすいので、赤ちゃんといっしょに昼寝して下さい。でも寝すぎもかえってしんどいので、30分程度で起きるように目覚ましのバイブなど付けておくと良いでしょう。もし、そっと起きても赤ちゃんがまだ眠っていたら、残っている家事を片付けるのも良いでしょう。
急に寒くなってきました。夜中の授乳は辛いものがあります。
赤ちゃんにとっておっぱいを飲むことは、空腹を満たすことですが、それと同時に「母乳を飲む」と言う行為自体がとてもいい運動なのです。「一生懸命ゴックンゴックンと顎を大きく動かし、出て来る乳汁を飲み込む」その動きによって、全身に血が巡り、赤ちゃんの新陳代謝が良くなり体温も上がるのです。だから、夏の間、赤ちゃんはおっぱいを飲みながらいっぱい汗をかいてたでしょう?!
赤ちゃんは夜中、体を動かさない分、体温も下がりやすいので夜中もおっぱいを飲んで、体温を保つのです。そして、良質のおっぱいは消化も良く、夜中も3時間で空腹となり、目覚めておっぱいを飲み、代謝の良い身体を育みます。
それと同時にお母さんの体もおっぱいを作る為に血流が良くなり、普段より体温の高い体になり、代謝が良くなります。
とは言え、冬の夜の授乳は寒い。授乳の時に、赤ちゃんが寒くないようにと毛布にくるんだりしてあげるのですが、フッと気が付くと自分の背中や腰が冷えてしまってませんか?それでは、お母さんの血流も悪くなり、おっぱいも作られにくくなります。
そこで、腹巻をして寝ると良いですよ。授乳の時も腰や背中が丸出しになる事も防げます。そして、すぐ手の届く所にカーディガンや綿入りの半てんなどを用意しておいて、授乳の時に羽織るなど、お母さんの体も冷やさないように気を付けて下さい。赤ちゃんの為にもお母さんの体は大切ですから。