母乳育児がしんどい

母乳育児がしんどいお母さん

 母乳育児をしていると「しんどいな」と感じることは多々あります。特に夜間の授乳は、眠いし、さらに冬の夜などは寒いですよね。でも、夜中も赤ちゃんが泣くし、4時間も5時間も眠っているとオッパイがパンパンになって、結局自分がしんどいし。反対に分泌の良くない人は、長時間(8時間以上)間隔を開けると、余計に分泌不足になるので、何回も吸わせなければいけません。

 そこで、大切なのはしっかり食べることと、夜早く寝ることです。母乳育児を続けるためには、夜早く寝る事が大切です。寝不足をすると、オッパイがシュンとしぼんだ触感になります。分泌量も落ちます。来院されるお母さん達に「妊娠前は何時に寝てましたか?」と聞くとたいてい「11時」「12時」と答えが返ってきます。そのままの感覚で授乳をしていると、とても夜間の3時間授乳は続けられません。体を壊しますよ。

 寝始めを、夜の9時にしてみて下さい。8時半頃から寝室に行くようにして9時のおっぱいが終わったら赤ちゃんと一緒に寝る。そうすると、夜中に12時・3時・6時と授乳しても7時間ぐらいは眠れます。生後3ヶ月頃までは、赤ちゃんの睡眠リズムがまだ夜型だったりして上手くいかないことが多いのですが、だんだんオッパイのリズムと赤ちゃんのお腹のリズムが合ってきて、3時間授乳が整ってきます。

こちらもご参照下さい 「3時間毎に授乳するのはいつまでですか。?」

「おともだち」?

 小さい子供を公園などに連れて行って遊ばせるときに「ほら、おともだちがいるからあそんでおいで。」と言うことはあります。そんな時に「おともだちって?」と違和感を覚えたことはありませんか?

  確かに子供同士は大人に比べてすぐに仲良くなったり出来ることが多いのですが、だからと言って初めて会う子は初めて会うのであって、どんな子かわからないのです。

  そこはちょっと大人は手助けして「この子は〇〇っていうの、○○ちゃんって呼んであげてね。」とか、相手の子の名前や歳をきいてみるとかして、少し橋渡ししてかかわりを待たせながらの方が子供達も上手く遊べるのではと思います。

お父さんの目覚まし役は赤ちゃん

 赤ちゃんのネンネ 赤ちゃんは周りの人を笑顔にしたり、元気にしたりする力があります。そこで、赤ちゃんにお父さんの目覚ましになってもらうというのはいかがでしょう!?

 朝、お父さんの布団の中に赤ちゃんを入れて遊んでもらいます。すると、お父さんが機嫌良く目を覚ましてくれます(たぶん)。そして仕事にもルンルンで出掛けられるでしょう。

  一方、赤ちゃんも短い時間でも、毎日お父さんと触れ合うことで、お父さんとの仲が親密になっていきます。でも、夜にお父さんが帰宅してから遊んでもらうと、赤ちゃんを早く寝かせようと頑張ってきたお母さんの努力が台無しになってしまう事もあります。そこで、朝お父さんに遊んでもらい、その間にお母さんが朝ごはんを作るというパターンが良いのではないでしょうか。お試し下さい。

赤ちゃんといっしょに昼寝をするコツ

赤ちゃんとお母さん子守歌 夜中も授乳や何やで、いく度か起きていると、昼寝も必要になりますよね。でも、家事もあるし、赤ちゃんが昼寝したら用事を片付けて、その後いっしょに昼寝しようと・・・思ったら、赤ちゃんが目を覚ます・・・というのはよくある残念なパターンです。

 では、どうするか?

 昼寝をする時は、まず一旦家事をあきらめて下さい。そして、赤ちゃんが眠ったらいっしょにゴロンと横になって、自分もウトウトして下さい。そしたらたいてい赤ちゃんも眠ってくれます。横になる時は、赤ちゃんをポンと置かずに抱えたまま自分も横になり、もしその時赤ちゃんが泣いても動じないことが大切。「大丈夫、大丈夫眠い眠い」とポンポンしながら一緒に寝ころびます。赤ちゃんも眠り始めは睡眠が浅いので一人にされるとフッと不安になり目覚めやすいのです。
 
 大人の頭は約5Kgもあるので、お母さんも朝から起きて頑張っていると肩や首が凝りやすいので、赤ちゃんといっしょに昼寝して下さい。でも寝すぎもかえってしんどいので、30分程度で起きるように目覚ましのバイブなど付けておくと良いでしょう。もし、そっと起きても赤ちゃんがまだ眠っていたら、残っている家事を片付けるのも良いでしょう。

夜中の授乳・寒い季節の必須アイテム

 急に寒くなってきました。夜中の授乳は辛いものがあります。

 赤ちゃんにとっておっぱいを飲むことは、空腹を満たすことですが、それと同時に「母乳を飲む」と言う行為自体がとてもいい運動なのです。「一生懸命ゴックンゴックンと顎を大きく動かし、出て来る乳汁を飲み込む」その動きによって、全身に血が巡り、赤ちゃんの新陳代謝が良くなり体温も上がるのです。だから、夏の間、赤ちゃんはおっぱいを飲みながらいっぱい汗をかいてたでしょう?!

 赤ちゃんは夜中、体を動かさない分、体温も下がりやすいので夜中もおっぱいを飲んで、体温を保つのです。そして、良質のおっぱいは消化も良く、夜中も3時間で空腹となり、目覚めておっぱいを飲み、代謝の良い身体を育みます。

 それと同時にお母さんの体もおっぱいを作る為に血流が良くなり、普段より体温の高い体になり、代謝が良くなります。

 とは言え、冬の夜の授乳は寒い。授乳の時に、赤ちゃんが寒くないようにと毛布にくるんだりしてあげるのですが、フッと気が付くと自分の背中や腰が冷えてしまってませんか?それでは、お母さんの血流も悪くなり、おっぱいも作られにくくなります。

 そこで、腹巻をして寝ると良いですよ。授乳の時も腰や背中が丸出しになる事も防げます。そして、すぐ手の届く所にカーディガンや綿入りの半てんなどを用意しておいて、授乳の時に羽織るなど、お母さんの体も冷やさないように気を付けて下さい。赤ちゃんの為にもお母さんの体は大切ですから。

「たまには気分を変えてお外でご飯」

 母と子の森の写真

 写真:母と子の森文庫の本棚 

お外でご飯と言っても、外食ではありません。私の相談室の傍らには、御所があります。地元の人は、普通全体を示して御所と呼びますが、正しくは京都御所を中心とした京都御苑です。私の相談室に近い所の御門(乾御門)から入ると、すぐ北側には児童公園のような場所もあります。誰でも入って遊べます。また東の方の林の中の小径を南に少し行くと“母と子の森”という広場があります。(今ここでこの原稿を書いています。)木のテーブルとベンチそして、“母と子の森文庫”という昆虫や植物関係の絵本や紙芝居の入った本棚があってそこで読めます。(~16時)こんな所で子供達とお弁当を食べると気分も変わっていいですよね。お弁当は残り物のおかずをシェアするのも楽しいかも。(ただし気を張らずに済む相手を選んでね。)

  私の実家は丹波の田舎でしたから、縁側で西瓜やおばあちゃんが焼いてくれた“べた焼き”(ホットケーキのふくらまないやつ)を食べたり、庭に床几(しょうぎ)を出して、おにぎりを食べたりしたのが楽しかったです。子供の頃の楽しかった記憶ってお金が掛かって無くても、家族で楽しく過ごした時間の方が残っているもんです。

「赤ちゃんにとってお母さんは唯一無二」

よその孫のちかちゃん(娘の友人のお子さん ちかちゃん)

 これは、先日、うちの息子(24才)が言った言葉です。娘の友人に赤ちゃんが生まれて、7ヶ月、動画や写真を送ってくれるのですが、主人がそれを楽しみにしていて(自分の孫がまだいないので、よそ様のお孫さんで楽しませてもらっている)動画を見ながら「やっぱり、お母さんに向かって笑ってる時が一番嬉しそうやなあ」と言ったら、傍らにいた息子が「赤ちゃんにとって、お母さんは唯一無二やからな。」と言ったのです。う~ん、なかなかの名言!

  池川明先生は、横浜市で池川クリニックを開業されている産婦人科の先生ですが、胎内記憶の研究をされていて、著書も沢山出されています。

 その中に書かれている内容としては、子供達が親を選んで生まれてきているということです。しかも、お母さんを選んで来た子の方がかなり多いそうです。『ママが優しそうだったから』とか『お母さんを助けてあげようと思って』とか、ぜひ読んでいただきたい内容がいっぱいです。妊娠中の方や妊娠前の方にもおすすめします。ちなみにうちの息子はこういう系の本は全く読んでいませんが。

2才の娘のあと追いが激しくて・・・

 先日、あるお母さんから相談がありました。あと追いは、ずり這いや四つ這いのころ(生後8~10ヶ月)によくあります。お母さんがドアの向こうに行ったりすると、見えなくなり不安になって、泣きながら追いかけます。それは、ドアで隠れた向こう側にお母さんがいる事が想像出来ないからです。「あっお母さんがいない!どこかに行っちゃった!」まるでマジックショーのイリュージョンでお母さんが消えてしまったような感覚なのでしょう。だからお母さんが少し離れようとするだけで、せっせと追いかけます。不安な時は、それに“泣き”が加わります。

 赤ちゃんがもう少し成長すると、ドアの向こうのことが想像出来るようになり、慣れた場所では、”見えないけれどあの向こうにお母さんは居る“と分かるようになり落ち着くようになります。「いない、いない、バア」が楽しめるようになるのも、この「隠れた向こう側に居ることを想像できる力」が身についてからです。この月齢の頃のあと追いは、ハイハイの練習になりますので、赤ちゃんが追いかけて来たら、お母さんは立ち止まって、赤ちゃんが、追いつくのを待ってあげましょう。「おいで~。」と言って赤ちゃんがくじけない距離で待ってあげましょう。

 ところで、御相談のかたですが、娘さんはもう2才ですよね。もう充分「隠れた向こう側を想像する力」はあるはずです。しかし、お母さんの顔が少しでもみえないとすぐに泣いて追いかけるし、家の中でお父さんと遊んでいてもお母さんが少し離れると泣いて追いかけるとのことでした。

 「お母さんが買い物に出かける時などに、お父さんの預けて行く事はありますか?」と聞くと「あります。」とのことです。「その時はどういう風にして、出かけますか?」と聞くと、「娘がお父さんと遊んでいる時に、お父さんに目で合図を送って娘に気づかれないようにそっと出て行きます。」とのことです。

 多分これです。この後2才の彼女がどうなるかと言うと、しばらくはお父さんと仲良くあそんでいるのですが、ふとお母さんがいないことに気が付いて、不安になる。回りを見回してもお母さんがいない!「えっ?!どこへ行ったの?!」となって、大泣きするという展開になります。だって、彼女の知らない間にお母さんがいなくなってしまって、いつ帰ってくるかもわからないし、ひょっとして、帰って来ないかもしれないかも?!

 そうなると、プチパニックです。もう、お父さんのなだめる声も届きません。それが何度か重なると、彼女は警戒するようになります。「ちゃんとお母さんを見張っとかなくっちゃ。また、知らない間にどこかへ行っちゃうかもしれないわ!」「お父さんだって、知らん顔して、遊んでたくせに!信用できないんだから!」となって、お父さんに抱っこされるのも警戒して泣くようになります。お母さんが自分から少しでも離れると追いかけて泣くようになります。だって不安ですから。お母さんはいついなくなるかもしれないのだから。

 そうならないためには・・・。彼女に予定を説明しておく方が良いと思います。「今日はお昼ごはんを食べたら、お母さんは買い物に行くからね。〇〇ちゃんはお父さんと遊んでいてね。」「お買い物が終わったら帰って来るから、それまではお父さんと遊んでいてね。じゃあ行って来ます。」とか、「お父さんと遊んで、お昼寝したら、お母さん帰って来るからね。」とか説明してから出掛けて下さい。

 慣れない内は、お見送りが悲しくて泣くかも知れませんが、お母さんが約束通りに「ただいま!〇〇ちゃんお父さんと待っててくれてありがとう!」と元気に帰って来てハグしてあげると、安心するでしょう。それを繰り返していると、少しずつ待てるようになると思います。

 まずは、家の中で彼女の目から離れる時に説明しましょう。「トイレに行ってくるからね。」追いかけて付いてきたら、トイレに入れてあげてもいいし、ドアを開けて外で待ってもらっても良いです。何度も繰り返しているうちに、トイレに行く」と聞くと「あ~あそこに行って、オシッコしたら、お母さんは出てくるんだ。」とわかるようになって安心するようになるでしょう。

 彼女の目の前から消える時は必ず“声を掛けるクセ”を自分に付けることが大切です。そして、自分がいない間に彼女は何をしていればいいか、また、帰って来る頃の目安も加えておくと良いと思います。

 そしてお母さんは元気に「待っててくれてありがとう!」と約束通りに帰ってくること。万一、大幅に帰る予定が遅れる時は、電話をして彼女に予定変更を伝えることもしてあげて下さい。

長い夏休みが終わりましたね

 夏のプール 長い夏休みが終わりましたね。

 幼稚園や小学校のお兄ちゃんやお姉ちゃんのいるお母さん方、長い夏休みお疲れ様でした。(中学生の子がいる人もいるかも)

 特に小学校になると夏休みの課題やドリル、自由研究など、親の頭を悩ませる物も多いですよね。

 ところで、あなた自身は夏休みの宿題はどんな風にやっていましたか?

〇 夏休みの初めに全部すませる派(時には休み前から取りかかる子も)

〇 コツコツ少しずつ計画的にやっていく派

〇 長い休みの終わり間際に慌ててやる派

〇 夏休みが終わっても出来ていなくて提出日前日までねばる派

 人それぞれですよね。年を重ねて思うのはこのパターンって大人になっても抜けきらないなあということです。期限のある仕事をしなくちゃいけない時にいつも思います。夏休みの宿題って、その内容よりも物事に取り組む時の計画性や実行力を養う練習だったのかもしれません。

 ちなみに私は、終わりが近づいておしりに火が付いた状態でいつも何とか間に合わせていました。(いまもそう。成長していない~。)

保育園が決まったら

 この4月から、赤ちゃんを保育園に預ける方も多いと思います。親にとっては「保育園だし、先生はプロだし安心だわ!!」と思える所ですよね。でも、預けられる赤ちゃんにすれば最初はどんな所でしょう?

  「ここはどこ?知らない子ばかりだけど」「このおばちゃん誰なん?」(・・・先生ですけど)きっとこんな感じ?ですよね。

  そこで提案です。入所する園が決まったら、園の様子を見にお散歩に行きましょう!園庭開放が催されていれば参加するのもよし。また、普段の日にフェンスの外から園児さん達の遊びを見せてもらうのもよし。そうして、「ほら!お兄ちゃんやお姉ちゃん達遊んでるでしょう?!〇〇ちゃんももうすぐここで遊ぶのよ?」と、赤ちゃんに少しでも場所慣れをしてもらって、保育園が楽しそうな所かなと思ってもらえるようにしておくと、入園してからの赤ちゃんの不安がましになるのではないでしょうか。

 そして、親にしても我が子を入園させてからは、普段の園の様子はなかなか見る事はありませんので、お散歩がてら、フェンスの外からでも、園児さんや先生の様子を見せてもらうのも良い機会です。親もこうして何度か事前に訪れておくと、通園のイメージトレーニングになるかもしれませんね。