ひと声掛けて

 あなたは、赤ちゃんの傍らを離れる時に、赤ちゃんに声を掛けますか?
例えば、赤ちゃんを家の人に預けて買物に行く時とか、ちょっとトイレに行く時とか。
 
 生後8ヶ月頃になると、後追いをするようになるし、お母さんが見えなくなると泣くので、赤ちゃんが機嫌よくしている隙にサッとトイレに行くとか。買い物に行く時に赤ちゃんをおばあちゃんやお父さんに預けて、気付かれないようにそおーっと抜け出して出掛けるとかするお母さんが多いようです。

 けれど、私は、赤ちゃんに声を掛けてから行く方が良いと思います。赤ちゃんにとってお母さんは一番頼りになる人、自分を守ってくれる特別な人です。そのお母さんが知らない間にいなくなる・・・。気が付いたらお母さんがいない!?
私は放っていかれたの?!どうしよう!!ってなりますよね。

 特に、1才前までの後追いする頃の赤ちゃんは、見えている物の向こう側に隠れている物があるという想像がまだできないので、「見えなくなった」イコール「無くなった」なのです。だからお母さんが、見えなくなるととっても不安になったりします。だから、トイレに行く時も「トイレに行くし、おしっこしたらすぐにもどって来るしね。」とかと言う癖を、赤ちゃんが小さい頃からつけましょう。(それでも後追いの頃は、トイレのドアを開けっ放しでもいいんじゃないですか。家で赤ちゃんと二人きりの時は。)

 まだ、生まれたての頃からでも、ひと声掛ける癖をつけて行った方が良いと思します。赤ちゃんとしては、内容はよく分からないかもしれないけど、「お母さんが何か言ってるし、何かあるのかな?」程度の理解かもしれないけど、ちょっと心構えをするのではないでしょうか。そうしておくと、赤ちゃんが成長していくにつれて、だんだん解るようになってきます。お母さんの声掛けの中に「トイレ」って言うのが入ってたから、「あっち(トイレ)に行って、暫くしたら戻って来るのね」とか。

 おばあちゃんやお父さんに預けて買物に行く時も、「お母さんは、買物に行ってくるから、その間おばあちゃんと待っててね。」とか言うと「おばあちゃんがいるし、お母さんはお出掛けの服を着てるし、『お買物』って言ってるな」と心構えをするようになるでしょう。

 保育園に預ける時もそうです。「お母さんはお仕事に行くから、その間遊んでてね。〇〇ちゃんがお昼寝して、ちょっと遊んだら、お母さんお迎えに来るからね。」と段取りを説明しましよう。もし、あなたがご主人と二人で家にいて、いつの間にかご主人の姿が見えなくなったら「あれ?」と思って家の中を探しませんか?それで、トイレの灯りが付いていたら、「あっ、なーんだトイレか」と納得する・・・。けれどそこにもいなかったらちょっと不安?不信になったりして・・・。「えっ、どこに行ったの?」と思っているとご主人が戻ってきたりして・・・。
「どこに行ってたの?」
「ちょっとコンビニ」
「もう!行くなら『行く』って言ってからにしてよね!」
ってなりませんか?