おっぱいはいつまで飲ませるの?

 「おっぱいは、いつまで飲ませるのが良いのでしょうか?」
よく受ける質問です。それは、赤ちゃんが子供になるまでです。
 「子供になるって、どういう事?」
それは、次の様なことが出来るようになれば、赤ちゃんを卒業してお兄ちゃん(お姉ちゃん)になるのです。

① 自分の足でしっかり歩ける。
② こちらの言っている事がだいたい理解できる。
③ 和食の大人の食事と同じ様な物を三食食べている。
④ 「あっち」でなくて「こっち」という二方向の判断が出来る。

  これらの事が出来るようになる頃、だいたい1才4~5ヶ月頃でしょうか。

 それぞれの項目を少し詳しく説明すると、
① 二足歩行が出来るということは、人間としての形になったということです。
② 「お外に行こうね」と言うと、玄関の方に行くとか。
   「本を取ってきて」と言うとちゃんと取ってきて来るとかが出来る。
③ 量の多少はあまり気にしなくても良いと思いますが、
   朝、昼、夕と食事に参加して一緒に食べている。
④ 1才頃になると自己主張が出てきて頑固になり、自分の意思が通らないと「イ-!」となって、グダグダになります。おっぱいは、このグダグダをなおすのにも役立ちます。一方向の判断しか出来ません。それが1才半に近づいてくると、主張はするけれど通らなければ代替案も受け入れられるようになり、二方向の判断が出来るようになります。他にも積木とかオモチャもポイポイと出すばかりだったのが、かごの中に入れられるとか「ここに置いてね」と言うと、ちゃんとその場所に置けるようになります。これが「A」ではなくて、「B」という二方向の判断が出来るようになるということです。つまり、自分は「赤ちゃん」じゃなくて、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」というのが受け入れられるということです。

 この様な①~④の事が出来るようになると、もう赤ちゃんでは無く、子供になってくるので、おっぱいの助けが無くても体力的にも精神的にもやっていけるぐらいに成長したという事です。つまり、断乳の時期です。(断乳は母児の心身共に大きな変化を与える事です。その前後の生活上の注意点をよく理解し、断乳前から乳房のケアを受けて、心身共に良好な状態で臨むべき事です。希望される1ヶ月ぐらい前から、お近くの桶谷式母乳育児相談室にご相談のうえ、前後のケアを受けながら行って下さい。)ですから、「いつまで飲ませるの?」と言う質問に対しては、「赤ちゃんが1才半ぐらいになって、自分で歩けるようになるまで」というのが、大まかな答えです。

 100日のお食い初めを迎えるまでの赤ちゃんは、まだ”初心者マーク付き”なので頻回に飲んでも当たり前なのですが、その後は、おっぱいの調子が良ければ、昼も夜も2時間半から3時間毎におっぱいを欲しがります。そして1才を過ぎて1才半になる頃にしっかり歩けるようになるまではそのペースが続きます。間が空くのはその後の時期です。

 しっかり飲ませていれば1才頃からは、おっぱい大好きな「おっぱい星人」になります。かわいいですよ。どうぞ「おっぱい星人」を目指して頑張って下さい。

母乳育児Q&Aに戻る。

ゆきよ助産院のロゴマーク 「ハートの花びら For happy Mother and Baby」 デザイン:小山葉子(K工房)さん