暑い季節の水分の摂り方
2020.07.17幸代のひとりごと
もうすぐ梅雨が明け本格的な夏がやって来ます。授乳中は、おっぱいも出している上に代謝も高まっているので、汗もかきやすく水分補給は大切です。お茶などをついガブガブと飲んでしまいそうですが、乳汁分泌の盛んな人は、ガブガブと飲むと、乳房緊満が強くなります。それに、一度に沢山の水分を摂る事で胃液も薄まり、食欲不振になり夏バテにつながることもあります。また反対に、日頃から水分を摂るのをついつい忘れてしまう人もいます。家事に追われ、気がついたら、ずっとお茶もお水も飲んでいない。食事の時に軽く一杯のむだけ。それでは、夏場は熱中症の危険性も出てきます。
一番良いのは「少しずつ、こまめに飲む」ことです。そこでひと工夫。
ついガブガブと飲んでしまいがちな人は、お湯飲みやコップを小さくすることです。お寿司屋さんのお湯飲みやジョッキに入れると、グビグビと一度に沢山飲んでしまいますので、器自体を小さくして、一杯の量を大量にしないことです。毎年、水分の摂り過ぎで夏バテするような人や、おっぱいがパンパンに張りがちな人は、お煎茶茶碗やデミタスカップを使うのも良いですね。
そして、一杯飲んだら、その時に次の分を器に入れてテーブルに置いておくことです。家事が忙しいと、「ちょっと口が渇いたな」と思っても目の前に無いと「まっ次にしよう」とつい後回しになってしまうことも多いはず。特に飲み忘れの多い人は、テーブルの傍らを通るたびに気に掛けて、飲んだ後は次の分をそそいておくと、飲み忘れも減りますよ。
夜中も授乳し、よく汗をかきますので、枕元に小さなコップ付きの水筒に飲み物を入れておいておきます。赤ちゃんや子どもも夜中に沢山汗をかくので、喉が渇いて目を覚ますことも夏場はよくあります。おっぱいは飲んでいるのにすぐ目を覚まして泣く時など、お茶やお水を飲ませると、スヤスヤと眠ってくれることも多いです。
飲む物は、水、番茶、夏は麦茶が良いです。また、乳汁分泌の少ない人は、ハト麦茶、冷え性気味の人はルイボスティーがおすすめです。カフェインを多く含む物は、赤ちゃんも眠れなくなるので、おすすめしません。(ペットボトルのお茶もカフェインの多い物があります。)
暑い夏も、もりもり食べて、元気に過ごすために飲み方の工夫をしてみましょう。