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言葉について、小さなことですが・・・「机」?

2016.11.24幸代のひとりごと

 近頃、食事の話をしている時に、「机の上に・・・」と言われるお母さんがいらっしゃいます。ちょっと違和感を覚えながらも、「ああ、ご飯を食べるところね。」と理解するのですが、ちょっと気になります。

 国語辞典によると、「机」は「本を読んだり、書き物をしたりする時などに使う台」とあります。先ほどの話の「机」は正しくは「食卓」ですね。椅子に座る様式なら「テーブル」正座して食べる様式なら「御膳」「ちゃぶ台」ですよね。小学、中学、高校と学生時代の昼食を学校の机で食べていた方が多いので(私も12年間机で昼食を食べていました。)ついつい「机」と言ってしまわれるのでしょうが・・・残念!って感じです。

 赤ちゃんは回りの人々が話す言葉を聞いて、言葉を覚えていきます。つまり、お母さんもお父さんも言葉の先生と言う事です。上手くしゃべれない幼い子の言葉を正すと言うよりも、回りの大人が常に正しい言葉を使うことによって、自然に正しく覚えていくという事です。

 それぞれの地方の方言は大いに結構ですが、意味の間違った使い方は気を付けたいものです。そう言えば、先日ご実家が関東の方のお母さんが「京都に来て、子供におっちんしてとか言われるけど、最初は何の事だか分かりませんでした。」と仰っていました。「おっちんして」は「座って」の赤ちゃん言葉です。「おっちんとん」とかも言います。赤ちゃん言葉は普段の大人同士の会話には出てこないので、それぞれの地方色が残っていて楽しいものです。