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暑い夏におすすめ - コップ付きの水筒

2018.07.20幸代のひとりごと

 暑い夏は水分補給が大切です。ガブガブ飲むのではなく、チョビチョビ頻回に飲む方がおすすめです。何せ授乳中はオッパイで水分を吸い取られているので喉が渇きます。ガブガブ、グビグビ飲みたいところですが、それでは、胃液も薄まって食欲不振・・・夏バテになりやすいので、チョビチョビ頻回にひと仕事終わるたびに飲む。お茶や水の味が感じられるように口の中に含みながら飲むと口の渇きも癒されます。

  外出時や夜中もコップ付きの水筒を用意して、味わって飲んで下さい。赤ちゃんも同じ様にコップで飲ませてあげて下さい。「えっ?赤ちゃんにコップ?」と思われるかもしれませんが、いえいえ飲ませ方が上手なら、飲めますよ。まあ、3~4ヶ月ぐらいまでの小さな子達は、コップというよりスプーンや浅い湯飲み、盃やお汁のお椀の蓋の様なものの方が飲みやすいのですが。

 コツは、水面の先が赤ちゃんの唇のところに当たる程度にスプーンやコップを傾けて、赤ちゃんが“すするのを待つ”ことです。離乳食の時もそうですが、”飲ませよう“とするとつい傾け過ぎて、口の端からダラーとこぼれてしまう・・・

「あーあ、この子は上手には飲めないのね。」・・・いえいえ、飲ませる方が下手なだけ、もしくは、赤ちゃんが飲みたくなかった、です。

  赤ちゃんも欲しくない時もあるので、その時は飲みません。授乳期の赤ちゃんは、1日800ml程度(生後3か月~1才頃)の母乳を飲んでいますので、そんなに水分を多く欲しがりませんが、外出時や夜中等に沢山汗をかいていたり、暑そうな時は、ちょっと、お茶や水をおすすめして下さい。

  近頃、ストロー付きのマグを持っている方が多いのですが、コップ付きの水筒の方が安全で清潔です。ストローと言うものは、私が子供の頃(昭和30年代)は一般家庭には有りませんでした。ストロー付きのマグを飲んでいる子達を見ると歩ける子達は持って飲みながら歩き回っています。ストローを口にくわえたまま転ぶとストローが喉に刺さる危険があります。必ず座って飲ませて下さい。そして、ストローの中の汚れが落としにくいし、口の中の物がマグに戻って、しかもそれをまた、荷物と共に持ち運ぶので中でシェイクされ雑菌が培養されます。

  最近テレビで幼稚園児の発声教室の話題を報じていましたが、この頃の子は滑舌の悪い子が多く、原因は様々あるが、ストローをよく使うというのもその原因の一つと言っていました。

 確かにストローよりもスプーンやコップ、哺乳ビンよりも母乳の方が舌をよく動かします。舌や顎をよく動かすと、顎の発達も良くなり、歯並びも良くなります。また、首や後頭部の筋肉も良く動き、肩などの血流も良くなりますし、唾液の分泌も良くなり、唾液の消化酵素やガンを抑える免疫物質、歯の再石灰化等の恩恵も受けられます。

  と言うことで、赤ちゃんのスプーンやコップ飲みにも挑戦して見て下さい。もう一つのコツは、お茶や水の量です。スプーンなら大人の普通のスプーンを使って、スプーンの半分ぐらいの量。コップなら赤ちゃんの2~3口分の量を入れると、溢れにくく、溢れても少量ですみます。