赤ちゃんはニオイに敏感!!
赤ちゃんについて先日、2ヶ月の赤ちゃんのお母さんから相談がありました。「夜、お父さんが抱っこすると泣くんです。私が抱っこしても泣かないし、お父さんでも朝抱いた時は泣かないのにどうしてでしょう?」
お父さんはよくお酒を飲まれるとのことなので、「たぶん、お酒のニオイが臭いから嫌なのでは。」と答えました。
赤ちゃんは、新生児の頃から、ニオイはよく解っています。以前にテレビでやっていた新生児に対するニオイの実験ですが、母乳パッドを2つ用意して片方にその赤ちゃんのお母さんの母乳を、もう1つに他のお母さんの母乳を染み込ませて、赤ちゃんの顔の両側に近づけてどっちを向くかという実験です。
赤ちゃんは、ちゃんと自分のお母さんの母乳が染み込んだパッドの方を向きました、たまたまかもしれないので、左右を逆にして、もう一度近づけてみても、やっぱりお母さんのパッドの方を向いたのです。
赤ちゃんを寝かし付けて、そおっと離れたとたんに泣かれるという話しをよく聞きますが、これもニオイが関係していると思われます。安心して眠りについたと思ったら「え?!お母さんのニオイがしない?大変!私は大丈夫なの?!」と不安になって泣くという感じでしょうか。人間の赤ちゃんというのは自分で身を守るすべがありません。だから、お母さんのそばにいるのが一番安全なのです。特に眠っている時は非常に無防備な状況ですし、生後3ヶ月までの赤ちゃんは、まだ充分に目も見えず手足も思うように動かせないので、頼りにしているお母さんを察知するためには音とニオイと雰囲気を感じ取って、お母さんが近くにいないと解ると「お母さん!どこに行ったの?!」と呼ぶ(泣く)のでしょう。
お酒のニオイ、たばこのニオイ、香水のニオイ、それからにんにくやニラのニオイも嫌がります。このホームページの「母乳育児の悩みごとあるある」の中の「お母さんの食べた物は母乳に影響しますか?」の記事にも関連した内容がありますので、読んでみて下さいね。