手づかみ食べはいつ頃から始めるか?
赤ちゃんについて赤ちゃんが6~7ケ月になる頃には、離乳食の時に手を伸ばしてきますよね。でも、その時、赤ちゃんが伸ばしてくる手が邪魔なので、赤ちゃんの手を押さえて、お口にスプーンを運んでいませんか?離乳食の時によくみられる光景なのですが、これを繰り返していると赤ちゃんは学習します。
「ごはんの時は、私は手を使っちゃいけないのね。手を引っ込めておいて、お口をアーンと開いてお母さんに食べさせてもらうのが正しいのだわ」と。
そして、1才ぐらいになった頃お母さんは言うのです。「食べ物を目の前においても、この子は自分の手で食べようとはしません。食べ物だと解ってないのかしら?」 いいえ、食べ物だと解っているから手を出さないのです。ずーと、離乳食の時に、赤ちゃんの手を引っ込めさせて、食べさせてあげたから。
6~7ケ月頃になって、離乳食に手を伸ばして来たら、その頃から始めて下さい。赤ちゃんは自分で食べたいのです。だから、食べ物をつかもうとしたり、お母さんが持っているスプーンを取ろうとしたりするのですから。赤ちゃんが食べ物やスプーンに手を伸ばして来たら、手に食べ物(例えば、ゆがいた菜っ葉の茎とか、硬いだし昆布)を持たせてあげて下さい。「自分の手で食べる」という行為をさせてあげるのが大切だと思います。
胃の中にはほとんど入りませんが、シャブシャブと舐めて楽しみます。「私も自分で食べてるの!!」ということが大切です。
赤ちゃんがシャブシャブとしている間にお母さんも食べて、時々スプーンで赤ちゃんに食べさせるようにすると一緒に食事が出来ます。
この場合、赤ちゃんはお母さんが片手で抱きながら、もしくはバウンサーなどに座らせる場合は対面ではなく、お母さんの右か左かの90°の角度の位置にバウンサーを置いて座らせて一緒に食事をするのが良いでしょう。90°の位置に赤ちゃんが座ると、もし、喉につかえそうになっても背中をトントンしたり、口に指をつっ込んだりして出してあげられますから。