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母乳育児と食事

2020.01.31幸代のひとりごと

魚、わかめの味噌汁、野菜、ご飯 前回の「母乳育児がしんどい」の話の中に、母乳育児を続けるために大切なこととして、しっかり食べることと夜早く眠ることと書きました。今回は「しっかり食べること」について書きます。

 赤ちゃんが美味しそうに飲む母乳にするためには、日本人の場合は、お魚定食に代表される和食が適しています。主食はごはん(できれば1食に2膳)と魚(納豆、豆腐などの大豆製品も良い。鶏も良いと思う。豚肉の赤身も時々)と季節の野菜、そして、みそ汁や海藻などです。

 「日本人の場合は」というのは、世界各国それぞれの土地の気候や風土に合わせた食文化があり、それは長い歴史の中で培ってきたものです。だから、それぞれの国や地域で長年、何百年と食べられて来た食事がそこに住む人々の体を作ってきているし、その土地で取れる食べ物を消化出来た人々の子孫が現代の私達だからです。しかし、急激な食生活の変化も考え、多少のアレンジも必要とは思いますが、基本の考え方としては、そういう事だと思います。

 そして、しっかり食べるためのテクニックとして、「一度にまとめて沢山作る」ことをおすすめします。例えば、夫婦と赤ちゃんの三人暮らしの場合でも、ご飯は一度に5合ぐらい炊いて、食べた残りは、小分けにして冷凍にしておくとか、魚を炊く時は4切れ一度に炊いて明日も食べればいいし、菜っ葉を湯がくなら、一束全部湯がいて、明日の分は、冷蔵庫で保存して今日がごまあえなら、明日の昼はポン酢をかけて・・・とか、味付けを変えても楽しめます。煮物も一度に沢山作ったほうが美味しいし・・・。元々季節の食材で和食を作ると、そんな毎食めずらしいメニューが出来るわけがないので、頑張り過ぎないことです。

 そして、毎回和食では、物足りないご主人のためには、揚げ物や洋風の物を一品おまけしてあげるのはいかがでしょう。これは申し訳ないけど出来あいの品などで手を抜かせてもらっても良いと思います。(美味しそうなら少し味見させてもらうぐらいは良いのでは。)

 あっそれから、夕食のおかずを沢山作ったら、全部を食卓に並べずに先に明日の分を分けて取っておくこと。そうしないと、ご主人が良かれと思って頑張って全部たべてしまったりということがありますので。