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母乳育児の悩みごとあるある

仕事をしながら授乳は続けられますか?

母乳について

赤ちゃんの写真

はい、続けられます。でも努力は必要です。朝、出勤前に授乳し、昼休みに自分で搾る。午後3時頃にもう一度自分で搾って、保育園に迎えに行った時、または帰宅後すぐに授乳します。そして、夕方から翌朝までは、約3時間毎に授乳するというリズムです。

昼間、赤ちゃんと離れている間に自分で搾っておくことは大切です。母乳は約3時間毎に「出す」という刺激を与えておかないと、脳が必要性を感じなくなりホルモンの分泌を抑えようとしていき、だんだん母乳が出なくなりますので、時間を作って搾乳して下さい。

搾母乳を保育園で飲ませてもらえるなら、直径20cmぐらいのボウルを用意し、ボウルにうけた搾母乳を母乳パックに移し、職場の冷凍庫で凍らせて園に届ければ良いです。もし園が搾母乳を使ってくれない場合は、昼間はミルクを飲ませてもらいます。赤ちゃんが1才ぐらいになっていれば、園ではお昼ごはんとおやつだけにしてもらっても大丈夫でしょう。そういう場合は搾る時には紙オムツに受ければ処理が簡単です。

授乳中のお母さんの体は、副交感神経が優位で、ゆったりした生活が合っています。頭を使って考えたり、目を使う作業などは向いていません。要するに頭はボ―ッとしていて、頭脳労働は普段のようにははかどりません。その分赤ちゃんのことには神経をはりめぐらせています。

つまり、仕事向きの頭や体ではない状態なので、仕事のストレスを極力避けるように工夫しましょう。また、自分の食事と睡眠を確保するために、夫と家事の分担をきっちり決めておくことも大切です。

そして、桶谷式の母乳育児相談室に通える方は、仕事がお休みの日には手技を受け、おっぱいのメンテナンスをしておかれることをおすすめします。